飲食店の現場から見えてくるモノ
動くモノから考える
現在、日本では新型コロナの影響が徐々に現れてきました。
店舗が苦しくなればその空間を貸しているオーナーにも賃料は入らない。
オーナーに賃料が入らなければオーナーの支払いや生活費にも困る。
オーナーが支払いに困れば、オーナーにお金を出資している金融機関が困る。
その金融機関が困ればその経営や株価に反映されて世の中がざわつく!
すると消費は冷え込みお金が世の中に回らなくなる。
日本のバブルを覚えているひと、実際に体験していたひとは徐々に少なくなっているでしょうが、当時は収入の数十倍の消費をしていたりしていた。バイト生活でアパート暮らしなのにBMWの新車を買ったり、高級ブランドのバックを買いあさったりと未来の収入を当てにして今を楽しんでいた!
それはお金を回す事には十分すぎるほど効果があったが、それが行きすぎると取り返しが付かないことを感じさせてくれた。そのおかげで次世代は個人も企業も財布の口を塞いでしまい、流れはあるが細く緩やかになってしまった。
そこで今回の騒動!
ひとが動かなかったらお金も動かない(動きが鈍い)。すると更に動かなくなることを実感したのではないでしょうか?
自分の力が及ぶ範囲で考える
大坂にチーズケーキのパブロというお店があります。
現在では日本各地に店舗を構えていますが、元々は飲食店の厨房機器などを買い取り販売する会社の人間でした。そして、そこから失敗した店舗の原因を探り出し、自ら店を出すことを考え現在の成功を導き出した。
そこには男ばかりの兄弟で扱う商品がチーズケーキという意外性もあるかも知れません。これは日常の中から出した答えなので、それがいまの状況で有効に働くかは分りません。
しかし、買わない宝くじが当たらないように、動かない限りは次のバージョンに行くことはできない。
そこで考えるべきは自分の出来る範囲を考えること。
どうしても「いまを変えたくない」と考えるのは致し方ない。いまを失うことは、いままでの自分を失うように感じてしまう。ならばどうしても変えたくないモノは何か?これを機会に深く考えてみる。
それを維持するためには、変えられることができることはないか?
変えることでより良くならないか?
その仮説をたて、試し(実験して)、修正する。
その繰り返しが違う明日を導くことにもなる。
始めから上手くいく事なんて無い。
だから期待することを止める!
そうすれば落ち込むことは無くなる。
落ち込むことが減ればそれだけこころに余裕が出来る。
こころに余裕ができれば、いまを変える時のこころへの負荷が減りより動きやすくなる。
答えがひとつと思うから答えが見つからない。
そしてその答えにベストがあるとは限らない。場合によっては一度撤退するという案もあるかも知れない。それが後には正解だったということになるかも知れない。
それぞれのひとによって、正解も違う可能性もあるし・・・。
難しい問題ですが、考えて行動するしかありません。
その行動の中身次第で、他のひとと違う結果になることを祈ります。
最後まで
読んでいただき有難うございます。
これからよろしくお願いします。